珈琲の豆知識

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珈琲の豆知識

体温超えの気温が続くあまりにも暑い夏ですが外出しない訳にもいきません。目的地との往復の何処かに避難場所を見つけておくのも体調管理には重要な事です。アイスでもホットでもコーヒーには少しだけ夏対策に効果が有るのです。コーヒーに含まれるカフェインには交感神経を整えてくれ夏バテ対策にもなりますし、胃を刺激する事で食欲不振にも効果があります。またポリフェノールには紫外線による酸化ストレスに対する抗酸化作用も期待出来ます。もちろん飲み過ぎると利尿作用等のマイナスの効果もありますので適量を見定めて夏対策に一休みしながらコーヒーは如何でしょうか?

御縁のある方の要望で息子が当店の珈琲豆を焙煎して下さっている工場に工場見学に行ってきました。数十トンの生豆をブレンドし重量検査・比重検査・金属探知など複数のチェックを受けて300`の釜で焙煎される姿は圧巻だったらしいです。中規模や小規模の釜もあり細やか対応してくれ、厳しい品質管理がなされたしっかりとした工場だったとしきりに感心していました。話を聞いていると自分が知っている頃の焙煎工場と変わっている様で機会があれは一度自分も工場見学をしてみたいですね。

使用後の珈琲の粉をしっかりと乾燥させた物は複数の用途があり、その内の1つに虫除けの効果があります。暑くなり始め植物が育つと多くの虫が出てきます、幾つかの種類の虫は珈琲の臭いを嫌いますので対策に利用していただきたく紹介したいと思います。この時期から増えて来る蚊や蟻の対策は簡単で、蚊にはよく乾燥させた使用後の粉をお灸のように固めてゆっくり燃やすとその煙が虫除けになり、蟻はその通り道に直接粉撒いてあげると効果が期待出来ます。
家庭菜園など畑を頑張っている方を困らせるヨトウムシ・ネコブセンチュウ・ネキリムシなどの対策には畑の土に鋤き込む様に混ぜ込むと虫除けの対策が期待出来ます。ただご注意いただきたいのは殺虫効果ではなく虫除けの効果ですので、用途に合わせてご利用して下さいね。

行楽シーズンですから、珈琲好きの方はお気に入りの珈琲持って出掛ける事もあると思います。
珈琲は淹れとから徐々に酸化して酸味が増していきます、味の変化も楽しめますが酸味の苦手な方には浅煎りから中煎りの油分の少ない豆をオススメします。
保存は温度が変化少なく出来るだけ空気に触れずにできる容器を使えば酸化を遅くする事ができますのでお試し下さい。
淹れたての珈琲をその場で楽しむのであれば、ゆっくりと変化していく珈琲も試していただきたいのですが、外で花見でもしながらゆっくりと休憩するなら少しの工夫で淹れたてに近い味で美味しい珈琲を楽しんで下さいね。

コーヒーに含まれるクロロゲン酸は抗酸化作用と抗炎症作用があり花粉症の症状を抑えてくれ、カフェインにはアレルギー反応を起こす原因の1つであるヒスタミンを抑えてくれる効果も期待出来ます。1日2杯程度を続ければ良い効果が有るらしいので花粉症が辛くても薬を使用したく無い方は是非一度お試し下さいね。なを、コーヒーフレッシュや砂糖を大量にいれると症状が悪化するかも知れないのでお気おつけ下さい。クロロゲン酸は茄子やブロッコリー.レタス.ジャガイモ.トマトなど多くの野菜にも含まれていますので体調に合わせ摂取して下さい。

2月〜4月に掛けて強い寒波や春先の移動性高気圧の影響で気圧の乱高下の激しい季節です。低気圧で血管が拡張されると近くの神経が刺激され片頭痛が起こる原因となりますが、コーヒーに含まれるカフェインは血管を収縮させてくれる効果が期待されるので気圧病から来る頭痛を緩和させてくれます。また、コーヒーは交感神経を刺激してるれるので低気圧により眠気を催す場合には覚醒効果が期待出来ます。何かと忙しい朝ですが、10分位のコーヒー休憩を挟む事で通勤通学の負担を減らし、穏やかな1日を過ごす助けとなってくれると思います。

使用済みのコーヒーの粉には幾つかの再利用方法がありますので紹介したいと思います。油で汚れた食器やフライパンなどには、油汚れにコーヒーの粉をしっかりと馴染ませてから拭き取りをするとコーヒーの粉が油を吸い取って汚れを落としてくれます。揚げ物の油を廃棄する時にもよく乾燥させたコーヒーの粉を廃棄油に入れてかき混ぜると粉が油を吸収して凝固剤の様な役割りを果たしてくれ、その後は新聞紙などにくるみゴミとして捨てれば環境に優しく処理出来ます。粒子の細かいコーヒーの粉は研磨剤の様な役割りを果たしてくれますので洗面所の鏡やシンクの掃除にコーヒーの粉を入れたティーパックなどを利用する事が出来ます。

コーヒーミルは電動と手動のものがありますが挽き方によって臼型・ディスク型・プロペラ型の3つのタイプに分かれます。
臼型は刃の凸凹で磨り潰す様に砕くのが特徴で粗くも細かくも均一に粉にしてくれます。
ディスク型は平行刃の噛み合わせで切り刻む様にカットして粒度の均一性が高く微粉も少なく他の種類より低温に調整できるのでコーヒー豆のダメージも少ないです。
プロペラ型は動作ボタンを押している間が長いほど粒が細かくなります、プロペラの構造上粒のムラがでやすいですが安価で携帯性の高いものが多くアウトドアなど野外での使用に優れています。
電動の特徴になってしまいましたが手動にはまた別の特徴や使い方が在りますのでまたの機会に紹介したいと思います。

欧州の食品安全機関はコーヒーの1日の適量を4〜5杯と定めています。
1日のカフェイン摂取量が成人は400mg未満で一度の摂取量が200mg未満が望ましく妊娠中の女性は1日に200mg未満が望ましいと発表されています、もちろん個人差というものが在りますので一概には言えないとは思いますが昨今怖がられがちなカフェインもその程度なら摂取しても問題ないと発表されています。
カフェインの効能は何度か触れましたが、それ以外にもコーヒーに含まれるポリフェノールの仲間のクロロゲン酸は抗酸化作用や抗炎症作用の効果が高く体の中ではフェルラ酸に代謝されます、このフェルラ酸は血をサラサラにして脳梗塞や心筋梗塞の予防に役立ちます。
何事も過ぎれば毒となりますが、自身の適量を知り好き嫌い無く美味しく健康的な飲食を心掛ければこの過酷な残暑も乗り越えられると信じたいです。

最近はカフェインを制限したコーヒーが多く出てきているので、その表記と見分け方を紹介したいと思います。大体「カフェインレス」「デカフェ」「ノンカフェイン」「カフェインフリー」の四種類で表記されていると思います。まず「カフェインレス」と「デカフェ」が同じカテゴリでカフェインが90%以上取り除かれたもので「ノンカフェイン」と「カフェインフリー」がカフェインがゼロに近い物です、カフェインに過敏な方やできるだけ避けたい方は参考にしていただければと思います。その他の飲み物では「玉露」「緑茶」「煎茶」「紅茶」等がカフェインを多く含み、逆にノンカフェインの飲み物は「麦茶」「ごぼう茶」や一部の「フレーバーティー」にもノンカフェインの物が在ります。食べ物でも「ほうれん草」「小松菜」等の野菜にも含まれていますし、少し注意して頂きたいのは「チョコレート」はハイカカオの物ほど多くのカフェインが含まれています。
ここ迄紹介しまたが、此等の食品には優れた健康促進が期待出来る成分も多く含まれていますし、
カフェイン自体も適量であれば疲労感の軽減や副交感神経を高める良い効果も期待出来る成分なので、
あまり悪者にはしてあげて欲しくは無いかなと個人的には思います。

コーヒーを勉強し始めて随分経ちますが世の中には私が知らないレシピが沢山ありまた生まれてきてくれています。
余り触れて来なかったネットの世界を見てみれば、縁の無い国に古くからあるレシピや才能ある方々が考えてくれた新しいレシピが沢山あり楽しいものです。
夏なのでそれっぽいレシピを探して見つけたのが「炭酸コーヒー」でした、強めの炭酸水の割合を1としてコーヒーを2で試してみましたが個人的にはいまいちでした。
ですが、果汁を足してみたりカクテルにしてみたりとと色々試してみると意外と懐の深いレシピで面白かったです、「コーヒー」と拘らずに複数のバリエーションの有るソフトドリンクしてなかなか良い物でした。

コーヒーを自分で淹れる時のちょっとしたコツの1つにお湯の温度調整があります。
お湯の温度で抽出されやすい成分違いがあるので購入した豆の特徴に合わせて温度の調整が出来るとワンランク上の味が楽しめる様になると思います。
温度が高ければ苦味と渋味の成分が抽出されやすく低ければ酸味が抽出されやすいです、さらに焙煎の程度にもお湯の温度の影響は大きいです、深煎りなら低温で浅煎りなら高温て淹れるとより良く抽出できますので少し意識すると美味しくなります。
温度の調整も今は水度計なども在りますが沸騰したポットを持ち上げてクルクルと手首で5〜6回回してあげると80〜90℃位まで下がりますのでお気に入りの豆の1番美味しくなる温度を探してみるのも楽しいと思います。

北欧では様々なチーズとコーヒーを合わせる文化がある様です。
クリームチーズやシェーブルチーズなどの多様なチーズに浅煎りや深煎りコーヒーをマッチングさせて楽しむ興味深いものでした。
中でも目を引いたのは北欧スウェーデンの先住民族サーミ人か飲んでいた「カフェオスト」でした、オストとはスウェーデン語でチーズを意味し固めの角切りチーズをカップに入れ粗挽きで淹れたコーヒーを注ぐだけで、ゆっくりとチーズを溶かしながらコーヒーを楽しむ飲み方です。
ちなみに当店のコーヒーはost珈琲なのですが北欧のコーヒーの事は初めて知りました、せっかくのご縁ですので自分でも試してみたいと思います。

珈琲の名称の由来は割りとしっかりとしたものが多いです、しかし珈琲の卸業者や喫茶店のマスターと長く関わってきましたが不思議とアメリカンは幾つかの話を聞いたのが面白かったので紹介します。
「西部開拓時代には浅煎りの珈琲が流行しその名残でアメリカでは長く浅煎りが人気だった」のでアメリカン・「生産地に近い北アメリカでは珈琲の価格は重量売りで単価が高く売れたので流通が多くアメリカに浅煎り文化が根付いた」のでアメリカン・「1960年代アメリカのビジネスマンの方々はハードな長時間労働のお供に珈琲が手放せなく胃が荒れ、胃痛を和らげるため珈琲にお湯を足して薄めるのが流行った」のでアメリカンといろいろ説があります。
私の中では諸説ありのお話ですが、コレこそが由来であるとご存知の方は是非来店して教え下さいお待ちしております。

珈琲を抽出した後の粉にある3つの脱臭効果と消臭効果を紹介します。
原理としては、使用済みの珈琲の粉には活性炭の様に細かな穴が空いていてその穴に臭いの成分のを捕まえる効果・臭い成分を使用後のその水分が溶解する効果・吸着した成分を中和する効果があります。
特にアンモニアの臭いに強い効果がありますのでトイレの隅に使用済みの珈琲の粉をセットして2〜3日に1度の交換で消臭剤代わりなりますし、乾燥さして通気性のある袋に入れ靴箱に置く等臭いの気になる所に置けば消臭と脱臭効果が期待されます。

実はコーヒーフレッシュと表記されているものの多くは乳製品ではありません、植物性ミルクと呼ばれるもので豆乳やオーツミルクと言ったものもありますがコーヒー用のポーションフレッシュはヤシやパーム油を原材料にしたものが多いみたいです。

動物性ミルクも乳脂肪分により分類が有るのですが、大きな特徴としては植物性の物はさっぱりとした味わいで浅煎りの珈琲と相性が良く、動物性の物はその濃厚さが深煎りの珈琲のコクを引き立てくれます。

当店の珈琲はマスターの好みで最初は動物性のクリームを置いていたのですが、比較的にブラックを楽しんで頂く事が多いのと植物性と違い保存期間が短く少し不経済だったので植物性のポーションフレッシュとその他のメニューでも多く使用する牛乳がありますのでお声を掛けて頂けると幸いです、ブラックで飲みその途中で味変をしてみても珈琲の楽しみが広がる事も有るでしょう。

なお、植物性ミルクで一時期問題視させれていたトランス脂肪酸不使用の商品も多く販売されていますので浅煎りの珈琲が好みでもポーションフレッシュは不健康だと思われていた方も一度成分を確認してみると新たな出会いもあるかもしれませんね。

日本では健康のためのエクササイズも理想の体を作るため筋トレもトレーニングでひとまとめですが、英語圏では後者の筋トレはワークアウトと別けるそうです、このワークアウトに対する珈琲の活用法を紹介したいと思います。
効率的なワークアウトには短時間で全身にバランス良く高負荷を掛ける事も重要らしく、その効率を上げるために多くのサプリメントが販売されていますが、珈琲に含まれるカフェインの覚醒作用も有効なものの1つです、カフェインは心拍数を上げ5分〜20分程度の短時間の運動効率を上げる助けをしてくれます。
カフェインの効果は個人差はありますが大体1〜2時間で最大になると言われていますのでワークアウトの45分位前に消化が良くエネルギーになりやすい軽食と一緒にブラックの珈琲を飲むとより高い効果が望まれます。
あまりサプリメントを使いたく無い方や軽く筋トレを初めてみたい方にワークアウト前に1杯の珈琲をおすすめします。

夏バテは部屋と外気温の温度差などからくる自律神経の乱れが原因の1つとされています。
しかし外出すれば猛暑や酷暑などと言われる外気温で、建物の中に入ればしっかりと冷房が効いています、もちろん自宅でも適切に冷房を使わなければ夏バテ以前に体を壊してしまいます。
日本の夏は夏バテになる要素が揃い過ぎているので、予防のためには自律神経を整え健康的な生活を送れば良いらしいです。
適度な運動としっかりとした睡眠ビタミンとミネラルの補給と挙げればきりが無いのですがそこまでする余裕が私には有りません、他は無いかと調べて見ると自律神経の乱れには内臓の冷えが大きく関わっているらしいです、ですので朝の少しでも涼しい間にしっかりと朝食を食べ、貴重な朝の時間ですが少しだけ温かい珈琲を飲む時間を作り内臓を温めてから1日を始めれば少しは夏バテ予防になるかと思います。

五月病は進学や就職など慣れない環境からくるストレスにより心身ともに疲弊して起こる症状が多く見られる様です。
此等を緩和するには如何にリラックスした休息がとれるかが鍵となりますが、自覚していても実践できるなら五月病で困ったりしないと思うのですよね。
そこで、より良い休息のための助けの1つに珈琲をご利用下さい、精神的トラブルは内臓機能の低下を招くので牛乳たっぷりのカフェオレでもシャキっとするブラックでも構いませんのでホット珈琲を飲み体の中から良く温めて下さい、多くのリラックス効果が期待出来ます。
また、珈琲に含まれるカフェインは適量ならば副交感神経を刺激して集中力を高めてくれますので仕事や学業の助けにもなってくれます。
心身共に疲れやすい季節ですので皆さんも意識してゆったりとした休息を取り乗り切って下さいね。

前提としてダッチコーヒーは「淹れ方」でアイスコーヒーは「飲み方」です。
ダッチコーヒーはインドネシアがオランダ領だった頃に苦味の強いロブスタ種を水でゆっくりと抽出する事でマイルドな味わいにした淹れ方で、ダッチコーヒーは現地の言葉でオランダコーヒー位の意味になるらしいです。
アイスコーヒーはお湯で抽出したコーヒーを冷やす飲み方です、このコーヒーを冷やして飲む文化は当初海外では人気が出ずに日本で発達したと言われていて、飲み物をキンキンに冷やして飲む文化の有る日本は昔は少数派だったらしいですし、よく考えると英語なら「コールドコーヒー」なので「アイスコーヒー」とか「レイコー」と言った和製の名称が根付いた事を考えるとなんとなく納得出来るなと思いました。
以上の2つを考えるとダッチコーヒーは最初はホットか常温で飲まれいた物が、70年代から80年代の喫茶店ブームの中でコーヒー屋は美味しいアイスコーヒーを開発し、喫茶店はそのお店の個性を出すために美味しい水出しコーヒーを開発していって、それが定着してきたのかなと思いました。
もっと詳しい方が居れば是非お話を聞かせて下さい、美味しいダッチコーヒーを準備してお持ちします。

当店はダッチコーヒーには少し自信がある、来店するたびにミックスフルーツジュースを頼む程コーヒーを仕事以外で飲まない息子が喜んで飲むのだから、少し位の自信は持っても良いと思っている。
そのダッチコーヒーで疑問が湧いた、ある日若いお客様が来店したおりに「美味しかったです、ダッチコーヒーはホットでも美味しいんですね。」と言って頂いた、褒めてくれるのは嬉しいがダッチは普通ホットでは?と思ったので、馴染みのお客様に少し聞いてみたら自分と同世代のお客様は「ホット」若いお客様は「アイス」とで分かれたのだ。
苦味が少なく冷やすとクリアな味になるのでアイスでも美味しいのは知っているが、少なくとも自分は40年近く前に師匠から習った時はホットが主流だったと思う。
どう変わって行ったのかと不思議に思ったので調べてみたいと思います。

個人的に10杯以上の珈琲はネルドリップ、それ以下の杯数ではペーパードリップの方が安定して
美味しく点てるのが得意ですので10杯を基準に説明したいと思います。
用意するのは、珈琲の粉を90cに片ネルを使用しています。
ポットの上パーツは先輩方から「ハカマ」と教わっていたのですが実は私も正式名称はよく知りません。


@全体の粉を湿らす様にゆっくりと蒸らします。


Aお湯を出来る限り細く小さな円を描くよう注ぎ、30〜35回で総量の3分の2程度の量になる様に調整します。


Bネルの周囲を洗い流す様にお湯を注いで完成です。


少し古めの洋画など見ると珈琲にチョコレートがセットになっているシーンが合った様に、相性も良く実は共通点の多い食品なのです。
珈琲豆は北緯25度~南緯20度チョコレートは北緯20~南緯20度の間が育成に適していますし、お互いにカフェインやポリフェノールを多く含んだ豆を乾燥さし焙煎する事で商品に成ります。
味や成分が似た食品なので甘めのチョコレートにはすっきりとしたブラック、ビターなチョコレートにはまろやかなカフェラテとバランスを取るととても美味しく味わえると思います。

ちょっとした時間に取る珈琲ブレイクはその日の癒やしです、そんな癒やしの時間を彩る甘味の選び方の一例を紹介したいと思います。浅煎りの珈琲は酸味が強く苦味が少ないので、酸味を活かせるフルーツケーキやマドレーヌなどの焼き菓子がおすすめです。深煎りの珈琲は深いコクと苦味が味わいが楽しめるので濃厚なチョコ系やクリームケーキがおすすめです。ちなみに当店はケーキの販売はしていませんが「持ち込み可」なのでお好きなケーキを持って来店いただいても対応できますよ。

一般的に珈琲豆の焙煎具合はライトローストからイタリアンローストの7段階あり、浅煎りなら明るい茶色で深煎なら濃い黒色になっていきます。
さっぱりとしたフルーティーな味がお好みなら浅煎り、しっかりとしたコクと苦味を感じたいなら深煎をお試し下さい。
実物を確認したときにチェックするべきは豆の形と色です、潰れていたり欠けていたりする豆が多いものは購入を控えた方が良いでしょう。
色合いが極端に違う豆は焙煎にムラがある場合もありますが別のローストの豆を混ぜてブレンドしている事もあるので一度確認してみるのも良いですね。

夏場は水分不足による熱中症や脳卒中の危険が高まります。それに対抗するための珈琲の役割を解説したいと思います。
まず水分補給の面ではアイスもホットも珈琲は余りお役に立てません。
珈琲に含まれるカフェインにはアルコールよりは低いですが利尿作用があり水分を体外に排出してしまうからです。
補給の意味合いではお茶やスポーツドリンクをおすすめします。
しかしお茶の中でも緑茶なら微量に玉露なら珈琲より多くのカフェインが含まれるのでご注意下さい。
そして、このカフェインが脳卒中のリスクをしっかりと下げてくれるのです。
カフェインには血管を広げて血流を良くする働きと代謝を促進し血管が詰まるのを防いでくれる効果が期待できるからです。
夏場の珈琲は飲み過ぎると体に良く無い恐れがありますが、1日に3〜4杯までなら寧ろ健康に良いとされていますのでしっかりとした水分補給と共にぜひお楽しみ下さい。

@用意するもの
珈琲(粉)80グラム〜100グラム 水1000t 容器×2 市販のパック(必要分) フィルター 漏斗





A作り方
水1000tに対して珈琲(粉)80グラム〜100グラムを使用します。
画像ではお茶のパックを使っていますが出汁用の大きなものの方が使いやすいかもしれません。
またパックを使用せずに作る場合は容器をタッパー等の横長の物を使用すると上手く抽出できます。
注意点は、まず珈琲(粉)を容器にセットしてか水を注ぎ粉を馴染ませる様に軽くかき混ぜてから蓋をして冷蔵庫へ入れて下さい。

 


B完成
一晩冷蔵庫で寝かせ別容器に移せば完成です、本格的なダッチコーヒーに比べると少し色は薄くなりますが特長的な円味は再現出来ていますしアイスコーヒーと違いは温めてホットとしても楽しんでいただけますので一度お試し下さい。


@機材準備
当店では、5杯用の機材を使い分量は1回に70グラム使用します、珈琲の粉はエスプレッソと同程度まで細かく挽き、ペーパードリップより1.4倍ほど多く使用します。



A抽出の準備とひと工夫
フィルターをセットして粉を均等に入れ、粉の上にロート合わせてカットしたペーパーフィルターで蓋をするように被せます、これをする事で粉の上から下まで斑なく均等に水を染み込ませる事ができます。



B抽出と調整
ダッチコーヒーでは珈琲の抽出速度にとても気を使います、機材のつまみで調整するのですが、理想は最初から最後までポタポタと1滴に1秒弱位のペースでゆっくりと抽出する事です、粉全体に水が染み込むと抽出速度が遅くなってくるのでつまみである程度調節します、後は4時間ほどで完了です、注意点は粉がかなり水を吸うのでその分多めに水を準備しなければなりません。

熟練の珈琲スペシャリストがご案内する美味しいコーヒーの淹れ方のポイントついてご案内させてもらいます。
ぜひ参考にしていただければと思います。


@フィルターにコーヒーの粉を一杯あたり約10グラムセットしてからお湯をわかします、
一度沸騰さしてカルキ臭さを飛ばして80℃程度に軽く冷まします。



A1回目のお湯は全体を軽く湿らす程度にゆっくりと、
目安としてカップにポタポタと滴り落ちる位です。



B2回目のお湯は、カップの3分の2位の分量まで小さな円を描きながらに全体にお湯を注ぎます。



C3回目のお湯は、フィルターの縁の粉を洗い流す様に注ぎながら分量を調整して終了です。



ラ・ストラーダOST珈琲直営店

〒630-1104 奈良県奈良市狭川両町800-2