40年ほど前に珈琲のたて方を仕込んで貰いましたが、基本的なものを教えを受けてからは毎日ジュースや軽食を作る合間に10杯用のネルドリップで1キロの豆を使用するのが訓練でした。これは喫茶店を経営する上で効率良く店を回すのに必要なスキルでした。珈琲を点てて2人で一口づつ飲んでは捨てる日々でしたが、1月程経って当時のチーフに「彼の珈琲をお客様に出して良いよ。」と言っていただけた時は感激しました。今思えば素人に毎日1キロ豆を消費させるなんて凄く贅沢な教えですよね。また当時ネルドリップが主流だったことも時代を感じます。